「d desigh travel」の
静岡版出版記念イベントに行ってきました。
“ロングライフ(息の長く続いているいい)デザイン”をテーマに活動してる
D&Dさんの新たなプロジェクト
「d desigh travel」。
その土地の個性を生かした、永く残るいいデザインを巡る旅を『デザイン観光』と名づけ、
その観光ガイドが発行されはじめています。
今回はその静岡版。
2/25の夜には、
編集長ナガオカケンメイ氏によるトークショーも行われ、
まるで自然の成り行きのようにたくさんの人が集まってきました。
ケンメイさんの
「観光がデザインされてないことに気づいた」という言葉、衝撃だった。
「洗練されたデザインは増えたけど、誰もデザインからの視点・ロングライフからの視点で
“他県から人を呼ぶこと”をデザインしてなかった」とも。
“観光案内がデザインされれば
いろんなことが変わってくるはず”そんな仮説、正しいかもしれない。
たくさんのガイドブックが出回る中で
この本には、新たな観光のきっかけとなる
まったく違う個性があります。
飾り付けしてるかっこよさとは無縁で
いいデザインを正しく伝えてもらってる、という感じがありました。
それに機能的だから迷わないし必然的に美しいと感じる。
だからすんなり受け入れられた。
彼らからしたら自然の成り行きでやってるだろうことが、
時代の雰囲気とも重なっているトコすごい。
トークショーを終えて、
デザイン活動って
「新しいデザインを創造することばかりではない」んだと気づきました。
それに
人に何かを伝える方法ってイロイロあるけど
伝えたいことがキーワードとしてあると、強いなって。
しかもわかりやすい形で、一般の人にコミュニケートする。
かなり強制的に
自分たちがイイと思ったものを多くの人に伝える方法を見直すきっかけにもなりました。
「なにかを生み出すことに関心の深い方」もぜひ読まれたらいいと思います。
私たちは情報を多くの人に伝えられる時代になった。
伝え方を磨かずしてどうするよ、私。
静岡が誇らしくなりました。
ケンメイさんありがとうございました!!