どの街の、どんな店にもおいしくて特別なグルメがあふれて
<美食>なんて、いまどき珍しくもなんともないけれど、このディナーは特別です。
「翡翠宮」@ホテルセンチュリー静岡ではじまった「ふじのくに食の都美食祭」。
「ふじのくに食の都づくり仕事人」に選ばれたふたりのシェフがつくる饗宴は
やっぱり違いました。
静岡県産の食材を積極的に活用したディナーとランチ、
まずは使われてる県産の食材の豊富さに驚き!
久能の水菜に袋井のコシヒカリ、遠州のターツァイに油菜心(遠州って中国野菜が得意なの知らなかった!)
などなど。撮れた写真をアップします。。
お味は、がっつり中華を想像していたら
つややかであっさりしていてびっくり。
つばめの巣はないから●と組み合わせたり、抹茶で下地の色をつけていたりと圧倒的な手仕事が壮観です。
見ているだけでうきうきしてくる。
威圧的な感じがしないのは、シェフが、日々を重ねるような所作で
1つ1つホテルがもつスープへの組み合わせを
積み重ねていくことでできた世界だからなのでは、と思います。
優雅な食事メニューであると同時に、
食材を生産する生産者と、料理し提供する料理人との人間関係で出来上がった、
そのやりとりの過程も楽しみの一部と感じました。
そこにいる全員が無心の境地で制覇していくような感じ。
リビングの平野さん。
料理は場を楽しく盛り上げてくれた彼(関西出身)のしゃべりをも寸断(笑)。。
そろそろ春の気分を味わいたいって思っていたら??
包み蒸し料理の春らしさ。茶目っ気。
1つ1つじっくり見るのも味わうのも楽しく、あるいはその空間にいるだけでも刺激を受けます。
「食の都」の推進役として、生産者と消費者をつなぎ、
食の大切さや素晴らしさを伝えていくのに一番、力を発揮するのは
やっぱりシェフかもしれないと思う。
身ぎれいにしたスタッフが、親しげでも気取ってもなく感じよいから居心地もよし。
まずは気軽なランチからでも
味わってみてはいかがですか?
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翡翠宮「ふじのくに食の都」美食祭
2012年2月16日(木)~2012年3月20日(火)
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翡翠宮「ふじのくに食の都」美食祭