おしゃれについて考えるのが今とっても楽しいのです。
それもこれも、この本に出会ってしまったから。
『シンプル・シックなパリジェンヌ流おしゃれレシピ』(米澤よう子/朝日新聞出版)
womoの表紙を担当してくださっているイラストレーター、
米澤よう子さんの新刊が発売されました。
【心豊かな生活をおくるパリジェンヌのライフスタイルからヒントを得た、日本人にもフィットするおしゃれとその考え方】を提案した本書。
パリを拠点に4年間活動!
そんな米澤さんだからこそ見出したスタイルは
鋭いです。面白いです。ドキっとさせられます。
現代はめまぐるしく変わるトレンドがあって
とても短い期間で洋服が消費されていく時代。
私も度々、おしゃれへの“投資と節約”に悩まされ、
自分が本当に魅力を増すようなおしゃれができたら、というテーマが常にあります。
そんな私をこれだ!と確信させたのが、
「オシャレスタイルがシンプル・シックになると、心が落ち着き本当の自分らしさが明瞭になってくる」
という観点でした。
パリジェンヌたちは・・
「なにもかも手に入れようとは考えていないように見える」
それは生活すべてに通ずるマインドのようだといいます。
確かに。パリジェンヌのおしゃれは
これ見よがしの気品でなく、まるで本質的に豊かであることがベースにあるような。
トレンドは好きでもあくまでも生活の一部、
でもどこか新しさがあって手抜きじゃないんですよね。(←このライン大事!)
さりげないのに個性をいかして雰囲気を作るのが上手なのは、
似合うものはとことん探す!そんな姿勢もちゃんとあること。
常に自分に似合うシルエットやフォルムを模索することで、
モードにも負けない強い存在感と時代に媚びない本質的な魅力があるように思います。
ご本人から
「心まで洗練されるような本を書きたい」
と聞いていたけど、ページをめくったら、期待以上で止まらない。
なんだか急にそわそわ楽しくなってきて読み続けてしまいました。
本書で紹介されている、くずしたりラフにアレンジするスタイルはとにかく使えます。
改めてシンプルな服っていい!と思えたり。もちろん今の感覚できこなしたい!そんな気持ちにも応えてくれて。それから、毎日の過ごし方や堅実な価値観までたっぷりと。
とにかくシンプルシックは気持ちいい。重かったものがじゃんじゃんそぎ落とされていくようです!
来年1月の著書も進行中とのこと。楽しみですね!